親子で遊んだ

02年8月20日 記

バトルロード・サマーにも優勝でき、日本一決定戦に参加できたわけですが、そこで思ったことを書いておきます。

予選のデッキは、サポーターカードを多少変えただけでほとんど同じ。決勝のデッキもレギュレーションを合わせただけで変えませんでした。本人にどうするか尋ねたら、このままで行くとの事。もちろん、紘輝が沢山の種類のデッキを見せているわけですし(ハッサム、ヤドラン、フーディン・ドククラゲ、ゲンガーその他)、ワタッコやメガニウムなどの水抵抗も出てくるぞ!と言いましたが、それでも水悪で戦うとの事でした。それはそれで、麻実の判断なので尊重することにしました。

運良く、今回の本命ハッサムデッキとは当たらず、淡々と勝ちつづけていきます。ただただ、呆れるばかり。思えば、小学1年からずっとやっている訳ですから、経験だけはおそらくどの子供よりも長いはず。でも、これも日記を見ればわかりますが、イベントへいけばいつもゲーム体験コーナーにへばりついており、とても真剣にカードゲームをしているとは思えません。何故勝てるのでしょう?

それは、やはり親の力と思います。サポーターカードを自由に選べ、強い相手と練習できる環境が用意できれば、やる気さえあれば子供の吸収力でどんどん強くなります。大人もイベントに参加できるようになり、他の子供たちと対戦して一番聞こえてくるのは、「いいカード持ってるなぁ。そんなんあたらへん」とか「うちのお父さん、相手してくれへんしカードも買うてくれへん」という声(「そうかぁ」と言いながら2枚目のオーキドはかせの研究を使う(鬼))。財力と練習の密度、TCGに重要な要素と思います。

今の予選のルールであれば、親が介入すればするほど勝てる可能性は大きくなると思います。30枚という枚数は扱いやすく、戦い方もシンプルで覚えやすいです。あとは必要なカードを集められるかどうかだけ。さらに、ネットを使っての情報収集やオフ会などで腕を磨くなど、様々な方法があると思います。カードを買い与えて、ポケセンのイベントに連れて行くだけで、優勝するのですから。あ、紘輝の協力は大きいと思います。これは後からお金では手に入りません(^^;

夏の大会に勝ってから、日本一決定戦まで2週間たらず。当然私は単身赴任先に戻ります。はてさて、困ったと思いながらも、万が一があるので母と麻実のパスポートだけは手配しておく。ぎりぎりの日程らしい。4日に勝って7日からは東京旅行が13日まで、15、16日とキャンプ。練習なんてするわけもないし、デッキを変える筈もない。ポケカのポの字もなく本番に突入、結果は2勝6敗。インターネット上には、各地区の優勝者の使用デッキのコメントがあったりして、対策を立てることは簡単だけど、ここまで勝ち続けたデッキを小学生が手放すはずも無く、もとのまま突入しました。最初2連敗したときは、へなへなだったけどその後は楽しんでいたみたい。初めて勝てたときにはいつもの笑顔で振り向いてくれたのでOKかなっと。来年までジュニアリーグなので、次回期待ということで、今年は終わり。

というわけで、「カードを買ってあげる」「一緒に遊ぶ」「イベントに連れて行く」ことが最低条件。子供たちに興味と能力があれば勝手に強くなるし(紘輝)、強い相手と練習して運があれば勝てるみたいです(麻実)。ちゃんちゃん


02年4月7日 記

バトルロード・スプリングに出場したときの麻実使用のデッキに関するコメントです。こんなことを意識しながらデッキを作成しています。

本人の好きなポケモンでデッキを作る

3つくらい候補を用意して本人に選ばせるようにしています。実際に作成して、対戦してみて、「どう?」「こっち!」という感じ。あとは、紘輝と相談しながらサブのポケモンやトレーナーカードを調整して終わり。「ヤナギのラプラス」より「ヤナギのイノムー」の方が使いやすいとい気付いた時は、ちょっとうれしかった(^^)

単純なデッキにする

例えば、今回では「カメール」に何を選ぶか。わざ「おおなみ」を持ったスターターがエネルギー2枚で40ダメージと強力ですが次のターンにわざを出せません。いれかえ系や突風・リムーブを使って足止めすれば良いのでしょうが、子供に戦略を立てさせるのは厳しいものがありますし、そのあたりはシニアに移ったときにやる気があれば覚えれば良い、と思っています。ということで使用したのは「カメール(web)」。エネルギー2枚で30ダメージを連発できるので、たいていのポケモンは2ターンで気絶が見えてきて逃げるか見捨てなければならないはず。
わざもダメージと特殊状態にするだけの単純なものにする。入れ替えが生じたり、ポケモンを選択するようなものは避けるようにする。エネをつけて殴る、回復する、進化して殴る。これです。

予選・決勝と同じデッキにする

予選デッキの枚数を増やし、数種類のトレーナーカードを追加して決勝デッキを作成しました。これも戦い方にバリエーションを増やさず、予選と同じ考えで進めれば良いと教えるためのものです。予選では、エネルギーを多めに入れる様にしました。ポケモンが居なければ引きなおせますが、エネルギーが無いからといって引きなおせません(^^;。エネルギーの枚数を絞るのは、プレイを難しくするのでは?と考えて多くしています。それとドローソースを多めに入れる様にしました。決勝の60枚デッキでは、オーキドはかせの研究、ウツギはかせ、マサキのメンテナンス、モノマネむすめで10枚は入っていたはず。この辺りは親の力なり(^^;。スターターの「ゼニガメ」はHP50が結局揃わず1枚はHP40のものを使用してます。ちょっと格好悪い(^^;

弱点は運でカバーする(^^;

今回の最大の勝因がきっとこれでしょう。ゴーリキーが来る、雷は来ない、カメは安泰という予想でしたが、その破壊力と超を警戒して悪ポケモンを加えました。ところがこれは闘弱点。案の定、ちちはニューラしか出せないときにゴーリキーと当たり見事に予選敗退を食らった。ここが運の使い所。決勝の相手は闘デッキ(バルキー、ワンリキー)で、ここでニューラしか出せないと終わっていたのが、ゼニガメ2匹を出せた。相手がコイン裏を続けている間にカメールに進化し、なみのりで殴っている間にベンチも進化して万全の体制を作れた。これは、運以外の何物でもないと思う。決勝トーナメントの1,2回戦も炎デッキだったし、運を確実にものにしたのが今回の結果だと思っています。

あとは練習する

体で覚えるために、1ヶ月程度は同じデッキで繰り返し練習することが必要と思います。例えば、「ヤナギのイノムー」でわざ「とっしん」を使うタイミングとして、手元に回復系があればOKとか、ドロー系があれば少し安心とか、相手からのダメージ予想との比較とか、口で説明するより実際その状況になった時に考えさせることのほうが重要(覚えが早い)と思っています。単純なプレイングミスを無くし、状況判断の精度を良くする訳です。スパーリングパートナーとしては、決して優秀ではないが、対戦相手として紘輝がいるので、あとは練習すればOK。いろいろ戦略を練りこんだデッキよりも、エネをつけて殴る、進化して殴る。回復して殴る、これです(^^)
カード予選決勝
ヤナギのニューラ
ヤナギのイノムー
ゼニガメ(50)
セニガメ(40) 
カメール(web)
カメックス(e1)
  小計15
オーキドはかせの研究
モノマネむすめ
ワープポイント
きずぐすり
モーモーミルク
ウツギはかせ 
ウツギはかせの育て方 
マサキのメンテナンス 
ちからのかけら 
おうごんのみ(殿堂) 
突風(殿堂) 
  小計25
水エネルギー1016
悪エネルギー
  小計1220

つまらない話しですが、こんなことも考えてます。

子供には負けてあげる(負け惜しみ(^^;)

そういう意味でファンデッキは適当な強さになるので楽しめる(01/03/20現在、子供と遊んでいるのは『げんこつデッキ』.

カードは良く切ること

最近やっと、対戦前にカードをきちんとシャッフルするようになった。中高生を相手にしたイベントでは、強い人は必ず6コまたは10コの山を作って分けており、某女史は相手の山札にまで同じ事をしていた。トランプのように切ってもくっついているカードは離れないこと、序盤のトラッシュはトレーナーカードがほとんどなこと、トラッシュから拾いやすいようにあるいは残りのカードに何があるか判り易くするように種類分けするとなかなかシャッフルできないことなどに、気付いたようだ。

数多く対戦するよりもうまい人の後ろでわざを盗む

結局,トレーナカードをどう使うかが一番重要だと思うし,その組み合わせ方,使うタイミング,使う順番など上手下手の差は,このあたりが一番大きいと感じています.紘輝には,気になるプレイングがあったらゲーム直後に教えてもらいなさい,と言っておいたら素直に実行してくれて,あーだこーだと私に報告してくれました(^^) HPなんかで人のデッキをコピーしても結局このあたりが重要

テストプレイは重要

テストプレイによって,カードの枚数や種類を調整することを覚えてくれました.これは,私が意図的にデッキ60枚以外のカードを横に用意しておいて「ポケモン引かへんなぁ」とか「ここで入れ替えられたら勝ってたのに」とかブツブツ言いながらデッキの中身を調整しているのを見せてやりました.麻実の場合は,オープンで対戦してプレイングを教えていますが,こっちはまだまだ,という感じ(^^;

山札の中身を予想する

子供は経験的あるいは感覚的に覚えるのでしょう.ここで「オーキドはかせ」を使えば引いてくる! などという次の予想が大事.終盤になれば枚数が減るので容易に数えられますが,中盤辺りでこれが出来ると強い.「残り30枚くらいでキーカードまだ3枚山札に眠っているのであれば「パソ通」と合わせて必ず引ける!」などと予想できればしめたもの(^^)